「Craft」をオフラインWordPressのドラフト作成に使うのを諦めた理由

Notionに似たアプリながらも最近、急速に発達してきた「Craft」というアプリ。

このアプリの存在、僕自身も最近まで知りませんでした。つい先日知り、機能についてみてから「ブログの下書き執筆に、Craft使うのもありなんじゃね?」という考えになってきました。そこで、何日間かCraftを使ってブログ記事の下書きをしてみることにしました。ちょうど同じタイミングで、九州・西日本へと旅へ行くことにもなったので、移動時間など「オフライン環境下」での下書き作成についても試してみました。

結論:Draftに“一旦“戻る

Craftは非常に良いアプリです。Apple純正アプリに近いデザインで、操作性に非常に優れています。実際、今、この記事はCraftで作成していますが、操作性は非常によく気に入っています。

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以前、こちらの記事で紹介したように僕は「Drafts」を使って記事本体の執筆をおこなっています。

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アプリ自体のデザインは非常に気に入っています。しかし、Draftに戻る。その理由を、僕ならではの記事執筆状況などを踏まえて書いていきます。

理由1;写真の処理が面倒

こればっかりは、WordPress側の性能の問題でもあるので、Craftにどうにかしろとだけは言い難い。でも、これが一番大きな理由です。

CraftとDraftの最大の違いは写真の挿入ができるか否か。Draftでも頑張ればできなくはないみたいですが、基本、URL形式での挿入になります。外出先で直感的に記事を書きたい場合に、わざわざURLの挿入なんてしてられないというのが本音。

Craftは写真を挿入することができます。しかし、これをマークダウンで書き出してWordPressにコピペすると写真がCraftからコピーされてしまいます。つまり、Craftのサーバーに入った状態の写真を表示している状態になってしまうのです。WordPressで運営されているWebサイトでの写真はWordPressのサーバー、つまりブログのインストールされているサーバーと同一サーバーにはいっており、ここから表示するのが普通です。別のサーバー(今回の場合はCraftのサーバー)から表示していると、Draftの仕様等に変化があった際に写真が表示されなくなったり、あるいはCraftを解約・アカウント変更などを行った際に写真が表示されなくなる危険性があります。

僕の運営するブログでは、メインとなるコンテンツが旅行関連の記事であるため写真があることが絶対です。そのため、写真がない場合よりは編集しやすいものの、マークダウンでWordPressに移植した後の写真の処理が非常に大変になってしまいます。

これが、Craftを一旦やめる最大の原因です。

理由2;Craft自体がオンラインを前提としている傾向がある

理由の2つ目として挙げられるのが「Craft自体がオンラインを前提とした設計になっていること」です。iCloudを利用して同期をおこなっているDraftとは違い、Craftは自前のサーバーを利用しています。

DraftはiCloudの同期機能を活用しているため、同期が行われた後は原則、ローカルにも保存されているようです。しかし、Craftは、文字データこそはローカルにも残るものの、特に写真においてローカルに残っていないことがあります。

オフラインの環境下で写真をタップするとこの画面のまま動かなくなってしまいます。オフラインであるにも関わらず、サーバーに読み込みに行こうとしていると思われます。

このまま、戻るボタンなども押せず、結局はCraftのアプリを強制終了するしかなくなります。写真をタップしてしまうと強制終了しかない、これは正直かなりしんどいです。

理由3;有料であり、サブスクである

そして最後に、サブスク制であることもネックです。特にブログで収益を得るようになってからは影響は減ったとも言えるのですが、それでもサブスクであることは躊躇する理由になります。

Craftの無料版では、

  • 5GBまで
  • ブロック数が1000まで

という制限があります。他にも制限がありますが、ここでは最も大きな制限だけ挙げました。

この、「ブロック数」は簡単にまとめてしまうと、WordPressに移植した際のブロック数とほぼ同じといっても問題ないと思います。ただ1つだけ違うのが「箇条書きが、1つづつ1ブロックになる」こと。

無料プランでのこのブロック数の制限は1つのノートあたりではなく全てのノートを合わせての数値です。これは、ブログ記事の執筆をしていると数日も書いていれば達してしまう数値でした。

買い切りならまだしも、サブスクというのはどうしても躊躇してしまうところです。

まだ期待を捨ててわけではない

以上の3つの理由から、僕は一旦CraftからDraftへ戻るつもりです。1年だけ支払って、少し使ってみるというのも考えていますが、少なくともこれから新しいWordPressオフライン下書き用のアプリとして積極的に勧めることはありません。

しかしもちろん、希望を捨てたわけではありません。サブスクを更新せずとも、最低でもアプリ自体はiPad上に残します。今後はたまにアプリを開いて、良さそうになったらサブスクに登録することも考えます。僕自身がこの先忙しくなるため、ブログの更新がやや遅いペースになると思われます。この先、またガンガン更新できる状況になったら購入しよう、というのもあります。

CraftはNotionに代わると期待されているメモアプリであり、最近も巨額の資金調達を行ったことがニュースになっていました。「ブログの下書き用アプリ」として使うニッチな需要を拾ってくれるかは不透明です。しかし、これだけ大きな資金調達を行った以上、最低でも写真についての問題は解決してくれることが期待できるでしょう。

これはいいな!と思った機能

今回のCraftを見て、逆にいいなと思った機能がいくつかありました。

デイリーノートを作成できる

僕は普段、旅行をしながらブログを書いています。SEO対策もある程度意識した解説記事に加え、自分の日記としての記録もつけています。

デイリーノートを作成できる
デイリーノートが作成できる

Craftには、他のアプリにはない「デイリーノート」という機能があります。これは、1日1つのノートを書けるように、つまり日記としての機能を持ったものであり、僕の記事作成スタイルにはもってこいです。

また、このデイリーノートは、通常のドキュメントとは区分けされます。僕にとってはそれもありがたい。僕のブログのスタンスによくあったものでありました。それだけに、先ほどのいくつかの欠点は残念でなりません。

ビジュアル編集が便利

また、表などの機能もDraftsと比べてものすごく使いやすい。Draftsでは、基本的にマークダウンを編集していくしかないのですが、Craftならば表をビジュアルで編集、そしてマークダウンに移植ということが簡単にできてしまいます。

表なども「Drafts」と比べて充実

Draftsと違って「ビジュアル編集」がメインで、マークダウンでエクスポートできる、ってのも便利でした。なお、Craftから直接WordPressのサーバーにアップすることは2021年12月現在できません。Draftsからであれば直接、WordPressサーバーにアップロードできるのですが、僕が知る限りではアップロードと同時に公開となってしまいます。WordPressの投稿を確認してから公開したいので、この機能は使っていない。ですからそこはあまり欠点として感じませんでした。

なんといってもビジュアル

なんといっても使いやすいビジュアルがよかった。

iPhoneやiPad純正のメモアプリやリマインダーなどをかなり意識しており、Apple製品で使うにふさわしいビジュアルが良かった。

今までより一層「ブログを書こう!」ってなるビジュジュアルでした。

また、iCloud同期ではなく、自社サーバーでの同期なのもいいなとも思いました。が、テキスト程度であればiCloudサーバーでもメチャクチャ容量を食うってことはないのであまり大きな決め手にはなりませんでした。

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