Magic Keyboard for iPad 11インチをついに購入!

迷いに迷ったMagic Keyboard for iPad。ネットで評判を見ているといろいろですが、僕はどうしてもMacが必要になる作業をiPadに移したい、そしてブログの執筆をはじめとしてiPadでもキーボードさえあれば可能になる作業が多くあったので購入することにしました。

結論:買ってよかった!

結論、僕の場合は買ってよかった。これを購入したことで荷物周りがかなり快適になったし、できることも大幅に広がりました。

値段が高いけれど、でもできることは一気に広がる

できることが一気に広がるのがこのMagic Keyboardの魅力。Magic KeyboardはiPadをパソコンとして使えるようにするツール、と言えます。僕はブログ記事を書く仕事に加えて、普段指導している予備校での教材作成も行っているため、パソコンを使う機会が非常に多いのです。普段、パソコンとiPadの2台を持ち歩くことが多かったのですが、iPad Air4を購入したのを機に、普段の作業をiPadに集約させることができればかなり便利になり、荷物を減らすことができるのではないかと考えました。

値段が高いけれど、でもできることは一気に広がる
パソコンとしての使い方ができるようになる

実際にそれを実現してくれるのがこのMagic Keyboardです。マグネット式で一瞬で着脱することができます。さらにはトラックパッドも使うことができるため、かなりMacBookに近い操作感に。トラックパッドでの操作は、Macとかなり統一されているので普段からMacを使っている人であればまず迷うことはない。普段windowsを使っている人でも、Appleが作るトラックパッドは直感的に操作できるようになっているので迷うことは少ないでしょう。

電車の中での作業も快適に!

何より僕がMagic Keyboardを買ってよかったと思うのが「電車の中での操作」。鉄道で旅をしながらブログを更新したりする上、普段の仕事でも複数の校舎間を移動することがあるので鉄道での移動が多いのです。

そんな移動時間を有意義に使うことができるのがこのMagic Keyboard。今まで電車では、基本的にソフトウエアキーボードを使って作業をしていました。でも、ソフトウエアキーボードとハードウエアキーボード、実際に使っていると使用感が全然違うんですよね。キーを押した感覚があるかないかはかなり違います。

今までのBluetooth接続のキーボードは、「iPadを開く」→「Bluetoothキーボードを開く」と2つのステップが必要でした。さらに、キーボードとiPad本体が分かれているため、膝の上での操作は、実際問題不可能に近かったのです。

電車の中での作業も快適に!
膝の上での作業もしやすくなる

めちゃくちゃ気にしていたキーピッチ・キーストロークは問題なし!

僕が最も気にしていたのがこれ。キーピッチとキーストロークです。僕はブログをはじめとしてものを書く仕事を多くしているので、キーストロークとキーピッチが合わないと、仕事にかなり影響します。実際、Magic keyboard、特にiPad 11インチ向けのMagic KeyboardはiPadにサイズを合わせてあるためパソコンと同等のサイズのキーボードではありません。僕が以前にこのブログで紹介したMOBOの折り畳みしきBluetoothキーボードはフルサイズ、Macなどと同じサイズのキーボードでした。

めちゃくちゃ気にしていたキーピッチ・キーストロークは問題なし!
バックライトも付いており、キーピッチも良好

実は購入前、ここが最も気になっていたところでした。MOBOのBluetoothキーボードを最初に購入した理由も「キーピッチとキーストローク」でした。この2つが自分に合わないとなかなか作業がしにくいのです。

やっぱり人を選ぶ、Magic Keyboard

ここまで「自分にはめちゃくちゃあったし、使いやすかった」ということを書いてきました。

しかし、実際問題「万人うけする製品」ではありません。Appleもそれをわかって発売しているものと思われます。どんな人に合う製品なのでしょうか。

Apple Pencilとの相性は最悪

まず「こんな人には合わないぞ」、ズバリ「Apple Pencilを同時に使いたい人」です。

Apple Pencilとの相性は最悪
Apple Pencilとの相性は良くない

Magic Keyboardはケースにもなり得ますが、Apple Pencilを保護してくれません。そのままカバンに入れてしまうとApple Pencilがカバンの中で外れていることほぼ間違いなし。また、Magic KeyboardにiPadをつけたままApple Pencilでものを書くなんてことはほぼほぼ無理。

Apple Pencilとの相性は最悪
Apple Pencilは保護されない

Apple Pencilを使った文字入力を普段からする人にとってはやや使いにくいデバイスです。

重たさをとるか、汎用性を取るか

Magic keyboardは重たいという評判をよく見かけます。確かに重たい、MacBook Air並の重さになってしまうため、それくらいなら MacBookを持ち歩けばよい、という単純な結論に至りがちです。

ヘビーなタスク、例えば動画編集をするだとか、あるいはプログラミングなどをガンガンするのであれば、Magic keyboardではなく MacBookを選ぶべきです。

ただ、最初から書いているように“万人ウケ”する製品ではないこの magic keyboardも一部の人にはウケるでしょう。iPadとしての使い方も想定しているし、パソコンに近い使い方も想定しているという人にはピッタリの商品と言えます。

自分のiPad使用用途を考慮して考えるべき!

結論、「Magic Keyboard」はオススメとも断言できないしいらないとも断言できません。

自分の使用用途を考えて、必要だと思えば購入し、必要だと思わなければ購入しない、というスタンスでしょう。僕の場合、ブログ記事を更新していることもあり、文字入力をする機会が多くあります。が、予備校で指導している関係でApple Pencilを使ってノートを書くこともあります。

ただ単に文字入力をする機会が多いだけであればMacBookなどのノートパソコンを使えば良い。Macも新しいM1チップを搭載することでバッテリー性能など、モバイルデバイスに向いた部分が多くなってきました。

でもやっぱり、僕みたいに外で文字入力をするのであればMagic Keyboardは持っていて損はないと思います。Mac OSとiPad OSを比べるとiPad OSの方が外で使うことは想定されている。最もわかりやすい例として、Macには未だLTE搭載モデルがなく、今後もしばらくはLTEが搭載されないと思われるのに対してiPadはほぼ全てのモデルでLTE対応モデルが発売されている。そしてiPad ProとiPad miniに至っては5Gまでサポートをしだした。

というわけで、なんとも言えない結論ですがやっぱり、Magic Keyboardがオススメできるかは「人による」のです。

お高いMagic Keyboard、最新のiPad miniには対応せず

2021年9月、新しいiPad miniが発売されました。史上最強のiPad mini、大幅なアップデートと言われて多くの人が飛びつきました。

実際、2021年モデルのiPad miniは最強だと思います。が、僕がこのiPad miniを購入しなかった最大の理由が「Magic Keyboardが使えない」ということ。Magic KeyboardはiPad ProとiPad Air4にしか対応していません。iPad miniは、iPad ProやiPad Airと比べるとサイズが全然違うので、今後も当面は対応することはないと思います。

現時点で対応しているのはiPad Pro&iPad Air4

現時点では、iPad Proの第2世代以降とiPad Air 第4世代に対応しています。

iPad Proは11インチと12.9インチの2モデルがあります。Magic Keyboardも2モデルがあります。iPad Pro11インチ用のMagic KeyboardはiPad Air4のMagic Keyboardと同じものです。

現時点で対応しているのはiPad Pro&iPad Air4
iPad Proに合わせたカメラの穴になっている

iPad Air4がMagic Keyboardに対応したことで、iPad Pro以外でもMagic Keyboardが使えるようになりました。僕はブログ更新などをしていく上でMagic Keyboardを利用していますが、流石にiPad Proはスペックオーバーです。iPad Air4にも対応することで、より顧客層の拡大を図ったと思われます。

値段の価値があるのか問題

値段相応の価値があるのかが問題です。

結論、僕は値段相応の価値があるものとなりました。パソコンを持ち歩かなくてもパソコンと同じレベルの作業ができてしまう。旅行の際、このiPadがなかったらもっとブログ更新などはしにくかったことでしょう。が、せっかくなので自分なりのちょっとした要望も書いておきたいと思います。

まず、重さの問題。重たいのは仕方ない、重心を下の方に持ってこないと安定してキーボードを使うことができません。だから、確かに重たいんだけれども重たいことは納得いく。

値段の価値があるのか問題
分厚さはどうしてもある

でも、僕が一番思うのは「重心の重さの確保が必要ならバッテリーを入れて欲しかった」ということ。iPhoneをはじめ、Appleはバッテリーによって軽量化できないことに苦心していると思われます。このMagic Keyboardは、設計において重心の位置を合わせるために「軽すぎて」困ったのでしょう。

であれば、重さを確保するために鉄板を入れるのではなく、バッテリーを入れて欲しかった。そこからiPadを充電できるようにして欲しかった。さらに欲を言えば、Magic KeyboardのサイドについたType-CからiPhoneなどに充電できるようにもして欲しかった。

僕は旅行の時、iPhoneやiPadのバッテリーが切れてしまうと大変困るので念のためにモバイルバッテリーを持ち歩いています。しかし、あまり使う機会はない。Magic Keyboardがバッテリーとして機能するようになれば、このモバイルバッテリーをカバンから出すことができます。ので、多少の重さも許容できたと思います。

よ〜く考えて購入しよう

いろいろと書いてきましたが、結論「よく考えて購入しよう」ということ。

よ〜く考えて購入しよう
上手く使えば汎用性が大幅に広がる

Magic Keyboardは、文字入力をよく使う人にとってはとても便利なツールです。しかし、重たさやApple Pencilとの相性など、マイナス面も多くあります。これらのマイナス面をどこまで許容できるのか、iPadの自分の使い方とどこまで融合させられるのかは人それぞれです。

Apple純正ですから、特に新しいもの好きな人は飛びつきがち。でも、これが本当に必要なのか、ここまでお高いキーボードを買うほどに自分が文字入力をするのかをしっかり考えてから購入するようにしましょう。

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