iPadで定番のノートアプリ・GoodNotes5の裏技 こんなことも、あんなことも!

iPadと同時にApple Pencilが販売されるようになって、公式にスタイラスペンに対応して定番になったGoodNotes5。1000円程度と買い切りアプリでありながらかなり豊富な、そして意外と実用的な機能が備わっています。

この記事では、GoodNotesを普段から使っている複数人の知人と話している中で気づいた「これ、便利なのにみんな知らない」という機能を徹底的にご紹介します。今回ご紹介する機能は、

  • 検索機能
  • 既に書いたペンの色を変える機能
  • 文書の一部をそのまま別のノートに写す機能
  • 自動バックアップ機能

などなどです。なお、裏技以前の基本的な機能は「Apple Pencilを使うならもはや必須のアプリ!GoodNotes5の使い方を徹底解説!」の記事も合わせてご覧ください。

自動で文字を認識して整理してくれる、充実した検索機能やアウトライン機能

デジタルノートの中でも最先端をいくこのGoodNotes。検索やインデックスなど充実した「ノート」としての機能が備わっています。

検索機能はめちゃくちゃ便利!

まずこんな便利な機能がある!ということの代表例が「検索」機能。読み込んだPDFファイルなどの文字はもちろんのこと、手書きで書いたノートについても、文字認識をバックグラウンドで行ってくれます。この、バックグラウンドで行われた文字認識をもとにノート内の検索ができるのです。

検索機能はめちゃくちゃ便利!
左上の虫眼鏡マークをタップすると検索が出てきます。

検索は、もちろん「知りたい」と思った時にすぐに検索できるよう、簡単にアクセスできる位置にあります。右上や左上のアイコン配置もよく考えられているのがこのGoodNotesのアプリ。使い勝手はなかなかいいものです。

検索機能はめちゃくちゃ便利!
検索はスピーディー

検索はスピーディー。一瞬で検索結果を表示してくれます。なお、手書き認識であるため、おそらくアプリ側で「似たものは検索結果として出る」ように設定しているものと思われます。機械での文字認識が少し違っていて、そのせいで検索できないなんてことが起こったら不便だからでしょう。似た単語が出てきてしまうことがたまにあります。

検索機能はめちゃくちゃ便利!
下の部分に検索結果のいくつ目かが出ている

検索した結果、その単語がたくさんある場合は写真下の部分でどんどん次へ行くことができます。その検索結果があるページへ飛んでくれ、そして検索した単語をオレンジで囲ってくれます。

自分の書いたノートをも認識し、そこから索引を作成してくれるのはとてもありがたい。この索引を一覧で出せるようになると、特に暗記の多い科目においてはかなり利便性が増すのになあとは思います。なお、この文字認識の機能を用いた「変換」という機能があり、この機能を使うと手書きした内容をテキスト文字として出力することもできます。この機能は後ほどご紹介します。

アウトラインをつけるのも手軽!もちろんPDFのインデックスも表示できる

そしてありがたいことに、インデックスをつけるのも手軽にできてしまいます。

右上のメニューから「このページをアウトラインに追加」をタップ。そうすると、アウトラインにどういった名前で追加するか入力するところが出てきますので追加するアウトラインの名前を入力します。これでおしまい。

アウトラインをつけるのも手軽!もちろんPDFのインデックスも表示できる
アウトラインをタップすれば、もちろんそのページに飛ぶ

アウトラインが、サムネイルやよく使う項目(後述・付箋のようなもの)と同じところから見られるのも便利です。もちろん、タップすればすぐにそのページへ飛んでくれます。

付箋に相当する「よく使う項目」もある!

通常の本であれば付箋として貼る機能もあります。それがちょっとフライング気味に触れた「よく使う項目」と呼ばれるもの。これは普段のノートでも右上にある付箋マークをタップすることで簡単に付箋をつけることができます。

付箋に相当する「よく使う項目」もある!
ワンタップで簡単に登録できるのも一つの魅力

ここをタップしたページは「よく使う項目」に登録され、「よく使う項目」は一覧として呼び出すことができます。呼び出す際に、サムネイルが表示されるのでどこをひらきたいかがすぐにわかってこれまた便利です。

付箋に相当する「よく使う項目」もある!
サムネイル一覧でもすぐにわかる

先ほども触れましたが、「よく使う項目」に加えアウトライン、そして全ページのサムネイルも確認できます。自分に合った方法で、すぐに自分が求めるページへ飛ぶことができるのでとても便利です。

教科書を見ながらノートを取って、そして教科書にも書き込んで

このGoodNotesを使っていると感じるのが「iPad2台目が欲しいなあ」ということ。GoodNotesは便利すぎるため、ついつい全てデジタル化してしまうのです。その結果、2つ以上のノートを表示したいということが起こります。そんな時に使えるのが「ピクチャインピクチャ」と「Split View」です。

【注意】先日のWWDC2021で新しいiPad OSが発表されました。iPad OS15は2021年秋にリリース予定です。新しいiPad OS15では、マルチタスク(ここで紹介する「ピクチャインピクチャ」や「Split View」を総称して「マルチタスク」と言います)が大幅に強化される予定です。iPad OS15ではやや使い方が変わるかもしれません。その際はできるだけ迅速に記事を更新します。

2つのノート類を並べて表示できる「Split View」

2つのノート類を並べて表示することができるのが「Split View」と呼ばれる機能です。この機能を使うことで、一方のノートを見ながらノートをとり、場合によっては双方のノートに書き込みながらノートを作っていく、なんてこともできます。これまた操作は簡単。

2つのノート類を並べて表示できる「Split View」
まずは新規ウインドウで開きます

写真のように、Sidecarのマークをタップし、「新規ウインドウで開く」をタップする。たったこれだけです。これだけで、こんな感じでSplit Viewが開始されます。

2つのノート類を並べて表示できる「Split View」
複数のノートを同時表示できる

一瞬でしたね。

もちろん、今、メインで書く方のノートを大きくしておきたいと思います。そこで、中央のバーを左右に移動すれば簡単に大きさの比を変えることができます。これはGoodNotesの機能というよりは、iPadに元から備わっているiPad OSの機能ですが、GoodNotesを使うことでより輝きます。

2つのノート類を並べて表示できる「Split View」
中央のバーを移動することで、大きさを帰ることもできる

もちろん、簡単に左右を入れ替えることができます。この左右入れ替えも、上のバーをドラッグ&ドロップするだけ。これまたGoodNotesの機能というよりはiPad OSの機能ですが、かなり役立ちます。

2つのノート類を並べて表示できる「Split View」
左右入れ替えも直感的に、簡単に

こんな感じで簡単に入れ替えることができます。僕は右利きなので、参考書類の右手にノートを置きたい。だから、左側に置いていたけどしばらくそちら側に書く、なんていう場合はすぐに動かします。もちろん、左側にあるままでも書き込みはできますが、ほぼ手間がないので、手をどかして見て、書いて、また手をどかして…とするくらいなら一瞬で移動してしまうのが便利。

ちょっと上に載せたいなら「ピクチャインピクチャ」

ノートはちゃんと全幅で表示しつつも、ちょっとだけ別のノートや教科書(電子書籍)や、あるいはWebサイトを参考までに見たいという場合に使えるのが「ピクチャインピクチャ」です。ピクチャインピクチャでもApple Pencilによる書き込みはできますが、やっぱり僕はあくまで「見るだけ」というときにピクチャインピクチャを使う傾向にあります。

先ほどの写真にも書いたように、Split Viewの状態で左右を動かすバーを、下にドラッグ&ドロップします。これだけでピクチャインピクチャになります。

ちょっと上に載せたいなら「ピクチャインピクチャ」
ピクチャインピクチャになりました

もちろん、この状態でも表示されている2つ両方のノートに書き込みをすることができます。

デジタルノートだからこそできる、自由なノート作り

GoodNotes5には「デジタルノートだからこそできる、自由で便利なノート作り」の機能がたくさん備わっています。今回は、そのうち、意外と知られていないけれども便利だという機能をご紹介していきます。一部の機能は、以前紹介した「Apple Pencilを使うならもはや必須のアプリ!GoodNotes5の使い方を徹底解説!」の記事と重複します。

手書き文字のコピペだってできちゃう

GoodNotesでは、手書きの文字をコピペすることもできます。先ほど紹介した「なげなわ」の機能を用いてコピーしたい箇所を選択します。

カラーを変えるのと同じように、選択した箇所を長押し。そして長押しして表示されるメニューから「コピー」を選択します。コピーを選択すると、GoodNotesのアプリ内では手書きの筆跡の部分だけがコピペされます。もし、GoodNotesのアプリ以外に貼り付けをしたい時は「スクリーンショットを撮る」を選択し、共有ボタン(右上のボタン)から「コピー」をタップします。

手書き文字のコピペだってできちゃう
メニューから「コピー」をタップして、貼り付けたいところに貼り付けます

ノートの他のページや、他のノートにコピペすることもできます。僕は、これを使って大学のランス語の課題を楽していたのは内緒です。

手書き文字のコピペだってできちゃう
コピーされました

手書きの状態ではもちろん、実は文字に変換してコピペすることもできるのです。先ほど紹介した「検索」機能がGoodNotesにはあります。この検索機能は、手書きした文字を認識してくれてその認識した文字に基づいて検索ができるという機能です。手書き文字の認識は、PDFとしてエクスポートした時に反映されます。ただ単に画像ファイルのみを含むPDFとしてエクスポートされるわけではなく、その場でコピペすることだってできるのです。

もはやお馴染みのツール、「なげなわ」でコピーしたい文字が入っているところを選択します。長押ししてメニューを表示させ、「変換」をタップします。変換をタップすることで、文字に変換されてコピペができる状態になります。

手書き文字のコピペだってできちゃう
文字に変換することができました

精度はかなりいい。日本語の部分さえ、ほとんどミスなく認識できています。天下のApple様はiPad OS15でやっと、日本語のスクリブル入力(手書きを直感的にテキストに変換できる機能)に対応するのに。

手書き文字のコピペだってできちゃう
コピーすることもできる!

このテキストだけをコピーして他のメモなどに貼り付けることももちろんできちゃいます。かなり便利です。

板書の写真を取って挿入、そこに書き込みも

デジタルノートだからこそできる、写真を取ってそのまま挿入するなんてこともできます。

板書の写真を取って挿入、そこに書き込みも
最近の写真はツータップで挿入、その場で撮影もめちゃ簡単!

iPadなどのカメラで撮影した写真を、ツータップで手軽に挿入することができます。写真のマークをタップして、そこに最新の写真が表示されるのでその中から選ぶだけです。実際問題、今撮ったばかりの写真を挿入することが圧倒的に多いため、すぐに表示される数枚で事足ります。もちろん、それ以前の写真を挿入したかったらライブラリ全体を表示することもできますが、滅多にライブラリ全体に行くことはありません。手軽に挿入できるよう、最近の写真数枚をツータップで挿入できるようにしてある。これもなかなか工夫されていると感じます。

また、その場で写真を撮って挿入なんてこともできます。実は先ほど「数枚の写真が表示される」と言いましたが、先頭のアイコンは最新の写真ではありません。カメラマークです。そう、このカメラマークをタップすればカメラを起動してGoodNotesアプリ内で写真を撮影、そしてそのまま挿入なんてこともできてしまうのです。

板書の写真を取って挿入、そこに書き込みも
書き込みができるのは、これだけ高機能なノートアプリならもはや当たり前。

挿入した写真にはもちろん上から手書きで文字を挿入することができます。もしスペースが足らないのであれば外にはみ出しつつ書くこともできます。相手は画面なので、段差ができてしまって描きにくいなんてことも全くなし。優秀です。

デジタルノートだからこそできる、自動PDF生成&クラウドバックアップ

こちらも以前の記事で紹介した機能になります。ここではより詳しくご紹介したいと思います。

デジタルノートだからこそできる、「バックアップ」という機能があります。デジタルノートは、もちろんデータとして保存されているため、データをクラウドに保管しておくことができるわけです。また、iPhoneやMacを使っている人は、GoodNotesのiPhone版とMac版も公開されているので、iPhone版やMac版を用いることでiPhoneやMacでも使用することができます。iPhoneもMacも、Apple Pencilには対応していないので書き込みする機会はあまり多くはないものの、文字を挿入したり写真を挿入したり、なんてことはできます。なお、MacもiPhoneも、同じApple IDでログインしていれば既にApp Storeで購入済みとなるので追加で料金は一切かかりません。

デジタルノートだからこそできる、自動PDF生成&クラウドバックアップ
iPhoneでも手軽にノートをチェック

iPhoneもMacも持っていない、Androidスマホとwindowsだから無理だ…と思ったそこのあなた。そんなことありません。このGoodNotesは自動バックアップという機能を備えています。任意のクラウドに、編集が行われるたびにPDFを生成してバックアップしておくことができるのです。このバックアップ機能、結構便利でほぼリアルタイムでPDFファイルが上書きされていきます。windowsやAndroid版の「GoodNotes」は現時点ではリリースされていないため、ノートの編集こそできないものの、

  • GoodNotesでバックアップ先をOneDriveに設定する
  • バックアップ形式はPDF(またはPDF+GoodNotes)を選択
  • windows PCにはOneDriveアカウントでログインしておく

なんて状況にしておけばほぼリアルタイムでwindows PCからノートを参照することができます。僕はwindowsを使っていた時はこのフローでwindows PCからノートを参照していました。

なお、この機能を設定しておけばさまざまなもしもの場合に備えられます。もしもiPadが壊れてしまった、紛失・盗難に遭ってしまったという場合はもちろん。iPad1台でノートを完結させていると「もしもiPad1つを忘れたら、ノート全て忘れてきてしまう」なんてことになってしまうのですが、それも大丈夫。もしiPadを忘れたら、バックアップしてあったPDFファイルをクラウドから取り出し、印刷すればいいのですから。PDFファイルなら読み込みができないパソコンはほぼ皆無です。


ということで今回はGoodNotesの裏技を紹介してきました。今回の記事の反響次第では、プレゼンターモードなど、裏技というよりは「場面によっては使える機能」をご紹介したいと考えています。GoodNotes5の基本的な機能をご紹介した、「Apple Pencilを使うならもはや必須のアプリ!GoodNotes5の使い方を徹底解説!」の記事も合わせてご覧ください。

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